
配信日記と職業配信者を収録。

父はストーカーになった。それでも親子なのである。 なぜ父は私たちをストーカーするにいたったのか、自殺を誘ってくる父、家を破壊し続ける父と離れられなかった私が思う、親子の在り方について。



コスメとメイクのアンソロジー『TOKIMAKE -トキメイク-』の第2弾。」

10名の作家による多彩な小説とかわいい漫画。

第1回永井荷風新人賞最終候補作品。



様々な喪失を経験しながら「30歳」を超えるまでの25ヶ月間。 絶望も希望も、すべて言葉にして紡ぎ出す記録文学。

働くことにまつわるエッセイ集


心の縁を揺らすアンソロジー「汀心」の第一弾「汀心 vol.1 恐怖について」は、様々な恐怖にまつわる小説、詩、エッセイ、書評、映画評を収録。九人の書き手が、それぞれの視点で恐怖を切り取る。一般的なホラーとは一味異なる、新たな恐怖との向き合い方を提示する。

「春になったら死ぬんだと思っていた。明るい陽気に負けてしまって、眩しくて、魔法みたいに消えちゃう気がした。」 ラジオ、花、五反田駅前の思い出、そして文学。 本を読みながら大人になった今、日常と仕事のあいだのさまざまを古今東西の文学を通じて豊かな言葉で紡ぐ清新なエッセイ。

9月7日 『5時半起床。目黒川〜恵比寿・代官山を1時間ウォーキング。 朝ごはん、食パン、ミルクティー。 午前10時、稲垣えみ子さんと大原扁理さんが来社。4時間ほど話す。 昼ごはん、麺屋なかじまでスタミナ焼肉定食+半ラーメン(1,000円)。 ひらいめぐみさん第二稿、読了。かなり良くなった。あと一息。 19時半、麻布十番で文藝春秋・浅井さんから「快気祝い」。会った瞬間、痩せたと言われた。途中、ストーマの話になり「良かったねー、人工肛門にならなくて」と言われて一瞬言葉に詰まる。 2軒目のバーに向かう途中、愛犬を散歩中の橘ケンチさん(EXILE)と偶然会う。「北尾さん、お久しぶりです!」って、橘ケンチさんの人の顔と名前を覚える能力、分けてほしい。 バーでハイボールを2杯飲んでから帰宅。』

《本文より》 ●2023年6月6日 完全に思い上がっていた。 自分と百万年書房はしばらくこのまま続くと過信していた。 2年続けて健康診断の消化器検査がE判定だったので、勇気をふり絞って恵比寿のクリニックで大腸内視鏡検査を受けたら数十分後、「ガン腫瘍がありますね」と医師からフランクに告げられた。 マジか、貴様誰にでもこんな軽いノリでガン告知するんか⁉ と、そっちに驚いた。 この時、あんまりよく覚えていないんだけど「あ、そうですか」みたいなリアクションを自分はした(と思う)。取り乱さなかったのは、「現実感がなかったから」だけではたぶんなくて。もともと両親ともにガンで60歳前後で死んでいるので、自分もきっと長生きはしない、という予想は20代の頃からしていた。それに、検査前からなんとなーく嫌な予感がしていて、最悪の事態はどこかで想定していた。 (中略) 寝る前に洗面所に行ったら、青に「あのさ、明日死ぬ確率はボスも青も同じって知ってた?」と言われた。 「おー、ほんとだね。おやすみー」 「おやすみー」 寝室に戻りベッドにダイブし、1分後に眠る。

幼い男の子が成長し、老人になるまで、温かく見守り続ける1本の木。木は自分の全てを彼に与えてしまいます。それでも木は幸せでした…。 無償の愛が心にしみる村上春樹訳の世界的名作絵本。

人類滅亡後、どんな生物が地球上で栄えるのかシミュレートした話題の書。

ここは小さなデザイン事務所。 ある日とつぜんデザイナーが失踪し、 代わりにロゴデザインを引き受ける羽目になった営業担当の丸栖(まるす)。 書体知識ゼロのまま悩む彼女のもとに現れたのは……。

わたしたちはいつだって迷っている。 夜明け前が一番暗いと知っているけど、その暗さに耐えられるときばかりじゃない。 失われたもの、時間、そして人びと。 個人史と世界史の両方に分け入りながら、迷いと痛みの深みのなかに光を見つける心揺さぶる哲学的エッセイ。

水に「ありがとう」という言葉を見せると、形のととのったきれいな氷結結晶をつくる。 一方で「ばかやろう」という言葉では、美しい結晶がつくられる。 言葉によって、声によって、写真によって、まったく違う顔を見せる氷結結晶は、私たちに「どう生きるか」というメッセージを伝えてくれる。 日本のみならず世界に衝撃を与えた話題の書が、満を持しての文庫化!

わたしの日記を送ります。 あなたの日記を送ってください。 Tinder上で「日記」と名乗り、夜な夜な毎日、日記を送る。 日記を交換するうちに、ひとりの男性に恋をした。 二〇二二年二月から一〇月までの わたしの日記と、数日間の彼の日記。

僕のマリさんの自費出版物。 2022年6月〜12月の日記と、「清潔な寝床」を収録。 「コロナに罹患する前の元気なとき、罹患したときのこと、そして後遺症で体調不良が続いた半年間の記録です。七歳上のパートナーと暮らしながら、街歩きする楽しさ、日々のごはんや喫茶店巡り、二人でコロナに罹った時の身体のあつさ、結婚の挨拶に行った真夏の暑い日、居酒屋でべろべろになるまで飲んだ日、鬱がひどく屋上で泣いていた日……。過ぎ去った日々の記録を読み返しながら、「人を大事にするってなんだろう」と考えていました。その答えは、日記を編んでようやくわかった気がします。」(僕のマリ)

十七歳でデビューし、奇妙な小説を書く作家だった黒坂檸檬が、海辺の白骨遺体となって見つかった。彼女と親しかった「私」のところへ、警察が事情聴取にやってくる。彼女について語りだした私は、靖国神社を襲った奇妙なテロリズムとの不可解な関係性にたどり着く。事件と彼女の死とのあいだに、どのような関係があったのか。梶井基次郎の石碑、ポルトガル船、一足の革靴、メタンフェタミン、大雨の喫茶店。事物が謎と奇縁を呼び、物語ることの謎を解き明かしていく。

人はなぜ小説を書くのだろう。 なぜ小説を読むのだろう。 決して同じ場所にたどり着くことはできないのに。 〝平和島のブローティガン” わかしょ文庫による《小説を読む物語》

「三回目の逮捕の後、もう本当にダメかも知れない、という気持ちと、確実になった刑務所生活を一秒でも短くしたいという気持ちから、ダルクに通所することにした。アルバイトとダルクを両立させていること(社会生活に問題がなく薬物依存を認めその治療にあたっていること)、家族、友人との関係が良好であること(社会的な受け皿があること)が、裁判において有利に働くらしいということをプッシャーの友人に教えてもらったからだった。」(本文より)

2020年4月、疫病流行のさなかで始まった日記の専門店での店長職。 これだ、と思った仕事に出会ったのも束の間精神を病む。 気付けば2021年4月。 病名が分かってから約五ヶ月が経とうとしていた。 臥す日々と対照的に、賑やかになっていく店。 ワクチン接種、オリンピック開幕、別れと引越し。 毎日の記録のほか、ささやかな日記論をまとめた一冊。 「日記屋」で働く いま、私は関西圏に住みながら東京・下北沢にある日記専門店「日記屋 月日」という店で、業務委託社員として働かせてもらっ ています。「日記屋 月日」とは、日記好きが集う拠点です。主に取り扱っている商品は出版された「日記本」。新刊本のほか、セレ クトされた古書や自費出版本(リトルプレス)を置いています。勿論、日記帳も。店主の内沼さんもスタッフも日記が好きだし、 何らかの形でみな日記をつけています。 月日は2020年4月疫病流行の最中にオープンし、なんとか、今に至っています。

収録作品(著者サイトより) 「命名の日」 きらきらポイント: 「名付けられないコミュニケーション」という帯のついた古本 「特別ではない」 大切なもの: 上京してからみんなにもらったプレゼント 「女王陛下の月面基地」 きらきらポイント: けんだま 「ドス子」 大切なもの: 予感 「音痴の二種類」 きらきらポイント: 幼稚園から帰るときにお母さんの自転車に乗せてもらったこと 「魔法(省略)」 大切なもの: 兄貴 「大きな声」 きらきらポイント: 海岸でふきあがる花火 「真夜中のサイクリング」 大切なもの: それは九歳の誕生日に失われる 「とくになし」 きらきらポイント: とくになし 「魔物」 大切なもの: おりがみ 「館の犬」 きらきらポイント: わんこの下半身 「霊歌」 大切なもの: それは読んだ人にしかわからない。本当はこれまでのお話もそれは同じ。あなたも「きらきら大切商店街」に足をはこんでみてください。

『3月10日 昨日に引き続き、季節の話ばかりしている。季節の話というのは、駅を季節の属性で分類したり(例 千駄木は春、永田町は秋)、早春や初夏や晩夏などの言葉をよく使われる順に並べて、人はどの季語が一番待ち遠しく、終わってほしくないと考えているのかを考察したり、一番どうでもよく、でも一番大切なこと。今日は「まだ季語じゃないけれど季語にしたい言葉」を集めて辞書をつくろう、という話になり、まだこの世にそういう本がないことを確認する(いつもしているこういう話、仕事とはまったく関係なく執務室でのただの雑談なので、わたしたちはもうちょっとちゃんと仕事をした方がいい。)季語にしたい言葉の多くは春の空気を纏っているよね、犬まみれは春の季語だと思う、道路工事も!一生できる会話、いつまでもしていたいのになあ。』

酒にまつわる本を作り続ける三人が集まってお届けする、至高の酒アンソロジー。 各々が、街と酒にまつわるフリーエッセイと、湯島ー御徒町で三人で飲んだ日についてのエッセイを一本ずつ寄稿しました。 飲み方も文章も三者三様な三人が織りなす世界を、どうぞご賞味あれ。

この本は、週に一度、同じ日に記録をつけた三人による、約二ヶ月間の日記です。 2023年1月1日 日曜日 2023年1月9日 月曜日 2023年1月18日 水曜日 2023年1月28日 土曜日 2023年2月2日 木曜日 2023年2月6日 月曜日 2023年2月16日 木曜日 2023年2月25日 土曜日 2023年3月5日 日曜日

この履歴書籍は、正規の履歴書には書き切れない、本当の履歴書を作成してみる。大雑把に言えばそんな試みの本である。今回は、「決して不幸自慢でもゴシップでもない。まだ名前もついていない社会問題を扱った作品」というテーマを掲げてみた。 自己破産の履歴書。 借金家出少女の履歴書。 人生多動の履歴書。 発達グレーゾーンの履歴書。 カルト宗教2世の履歴書。 フリーの本屋さんの履歴書2編。 フリーの本屋さんの往復書簡。

正規の履歴書には書ききれない、本当の履歴書を作成する試み。 自己破産生活保護の履歴書。 元外見コンプレックスのモデルの履歴書。 カルト宗教2世の履歴書。 漫画家の日常の履歴書。 「女性」監督の履歴書。 恋愛の履歴書。 年の差婚までの履歴書。 小説家の履歴書。など。

『ODD ZINE vol.7』は新潮新人賞出身の小説家である太田靖久・企画編集のインディペンデント文芸ZINE 今号の特集は<作家たちの手書きメモ>で、創作構想時や取材時などに使用した作家たちの手書きメモとその解説集

【「しししし」とは?】 「しししし」は、小さな本屋が年に1回だけ刊行する文芸誌です。 1年間の総まとめのようであり、次の年への抱負のようでもあります。 本屋は、なかなか場所を移動することができないので、 この雑誌に双子のライオン堂っぽさを詰め込みました。 第5号は、心機一転リニューアル号です。 雑誌感を強めるために中綴じ製本にしてみました。 企画も多数!新連載も始まります! この冬は新しい「しししし」を握りしてください。

人生は忘れがたい断片にいくつ出会い、心動かされたかで決まる 一人の人間の人生は、出会った言葉でも、預金額で決まるとも、恋愛だの結婚で決まるとも思えない。 ある夜友人が電話で語ってくれた台詞、または恋人がふとした瞬間吐き捨てた台詞、バーで隣の男が語ってくれた一夜限りの話、なんの救いもない都会の景色、あるいは、夜道で雨のように己の全身を貫いた、言葉にもならない気づき。そういったものによって人生は決定されたように思うのです。 私はその断片を「二十代で得た知見」と名づけることにしました。 (本文より)

上・下巻【日本&台湾】同時発売。少女の愛は、国境を越えて鳴り響く。 高妍(ガオイェン)さんの絵を初めて見たとき、何か強く心を惹かれるものがあって、この人の絵を是非使ってみたいと思った。そして僕の『猫を棄てる』という本のための挿絵を何枚も描いてもらった。おかげでそれはずいぶん素敵な本になった。高妍さんの絵には物語を広げていくための、自然な空気の通り道のようなものがあって、それが見る人の心に心地よい、そしてどこか懐かしい共感を呼び起こす。 ーー村上春樹(作家) 文化への渇望、 そして“バンドをやってる友達”・南峻(ナンジュン)の 後押しを受けて、 初めての海外、日本・東京を訪れた少女・緑(リュ)。 レコードショップで手に入れた、 はっぴいえんど『風街ろまん』と 細野晴臣『HOSONO HOUSE』を握り締めて、 台湾に帰国した緑(リュ)は、 音楽と物語への想いを、 そして心に芽生えた南峻(ナンジュン)への恋心を、 一層募らせていく。 そんななか、敬愛する細野晴臣の台湾・台北での コンサートツアーが決定して……。 細野晴臣デビュー50周年記念 ドキュメンタリー映画『NO SMOKING』台湾版で、 イラスト&デザインを担当した台湾在住の漫画家が贈る、 初連載作品、完結巻。 大切な音と大切な時間を隣で共有してくれた、 大切なあなたへ。 魔法の夜よ、どうか……。 「小林緑って知ってる? 『ノルウェイの森』に出てくる女の子!」

上・下巻【日本&台湾】同時発売。台湾から奏でる、国境を越えた愛の歌。 ねえ「細野」さん、ぼくらの歌が異国の少女の「イヤフォン」を通して、繊細な「孤独」を抱きしめたら。それって「素敵」だよね? ーー松本隆(作詞家) “好き”の気持ちに、国境はない。 はっぴいえんど『風をあつめて』。 村上春樹『海辺のカフカ』『ノルウェイの森』。 岩井俊二『リリイ・シュシュのすべて』。 ゆらゆら帝国『バンドをやってる友達』。 台湾・台北で暮らす少女・緑(リュ)は、 日本の文化を通じて新しい世界と出逢う。 見たことのない景色。初めての感情。 そして不思議な少年と夢に。 まるで、風に吹かれるように。 これは音楽を愛し、 物語に救われたひとりの少女と、あなたの物語。 『猫を棄てる 父親について語るとき』(著・村上春樹)で、 装・挿絵を担当した台湾在住の漫画家が贈る、初連載作品。 世界が私を待ってる。 初めての物語、初めての音、初めての夢が、 私と出逢う、その時を。 「聴こえてきたのは『風をあつめて』のメロディだったーー」

ポップ・カルチャーに何が起きたのか――。 Lady Gaga, Rap Music, Spotify, Netflix, Marvel, Game of Thrones... 世界を一変させた〝黄金の10年〟を総括! 誰がインディロックを殺したのか? ラップミュージックはいかにして世界を制覇したのか? ストリーミング・サービスの革命――スポティファイとネットフリックス、 華麗に2010年代の幕を閉じた、社会を映す鏡としてのマーベル映画、 「物語の時代」を牽引した『ゲーム・オブ・スローンズ』…… 政治や社会情勢とも呼応しながら、遥かな高みへと到達した2010年代のポップ・カルチャー。その進化と変容を、それぞれのフィールドで見続けてきた2人が、「黄金の10年」とその時代精神について徹底討論。日本の文化受容に警鐘を鳴らし、来る2020年代を展望する、過激で濃厚なポップ・カルチャー論。

人間関係が思い通りにならないときこそ、自分の感情を尊重してあげよう。 疲れた心のお守りになる一冊。 オトナになるほど複雑になっていく人間関係。 近すぎても疲れるし、遠すぎても寂しい。 重すぎてもしんどいし、軽すぎても不安。 注目されるのは恥ずかしいけど、かまって欲しい。 そんな面倒くさい心の存在を認めて、自分の感情を自分で尊重してあげよう。 主体的にちょうどよい距離を見つけることで、 ストレスを溜めこまずに取り除く「関係デトックス」の方法!

「えーえんとくちからえーえんとくちから永遠解く力を下さい」 「「はなびら」と点字をなぞる ああ、これは桜の可能性が大きい」 風のように光のようにやさしく強く26年の生涯を駆け抜けた夭折の歌人・笹井宏之。 そのベスト歌集が没後10年を機に未発表原稿を加え待望の文庫化! 「一首一首の歌が、一つ一つの言葉が、未来の希望に繋がる鍵の形をしている」 ――穂村弘(解説より)

ぼくはまだ小学校の四年生だが、もう大人に負けないほどいろいろなことを知っている。毎日きちんとノートを取るし、たくさん本を読むからだ。ある日、ぼくが住む郊外の街に、突然ペンギンたちが現れた。このおかしな事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、その謎を研究することにした──。少年が目にする世界は、毎日無限に広がっていく。第31回日本SF大賞受賞作。

二度と再び、まいの世界が元に戻ることはなかった。 学校に足が向かなくなった少女が、大好きな祖母から受けた魔女の手ほどき。何事も自分で決めるのが、魔女修行の肝心かなめで……。 中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも……。その後のまいの物語「渡りの一日」併録。

長い冬眠から目ざめたムーミントロール。仲よしのスナフキン、スニフといっしょに、海べりの山の頂上で黒い帽子を発見しました。それは飛行おにが落とした魔法の帽子で、中に入れた、あらゆるものの形をかえてしまうものだったから、さあたいへん! ふしぎなスーツケースをもったトフスランとビフスランもあらわれて、たのしくて、ふしぎな事件が次々に起こります。さあ、おそろしい飛行おには、ムーミンママのパンケーキを食べるでしょうか。 ムーミンシリーズ第3作。

言葉の意味はたえず変わっていく。 書き留められるのは、その一瞬にもっていた意味だけだ。 ―――言葉はいつまで、もぞもぞ動く? 2020年に日本翻訳大賞を受賞した、 精神科医が“私的なノート"に書き溜める、 国や地域、時代をまたぐ味わい深いことばたちを、 ひろく紹介する、ちいさな目録。 “名無しの翻訳"、“時代とともに消えた言葉"、 “意味の移り変わり"など 私たちの、“くちのききかた"からこぼれた60個の欠片を、 版画家・タダジュンの挿絵とともにしずかに眺める。 【目次】 ・ことばでないもの ・ことばをさかのぼる ・ことばのうつりかわり ・ことばがうまれるとき ・ことばがきえていくとき ・ことばをかきとめる ※各章末には、著者の小エッセイを収録。 例1 <: br>高高兴兴来上班,平平安安回家去/にこにこ通勤、すいすい帰宅 北京で見かけた交通安全の標語。余裕を持って安全運転で帰りましょう、の類。お役所スローガンに独特な垢抜けない感じが、たとえ言語が違っていても伝わってくるのが面白い。 ところで形容詞のなかで同じ音韻を重ねるとき、中国語はAABBの形をとり、和語ではABABとなることが普通。「明々白々」なんて日本語はごく例外的で、だからどことなく大陸の香りがする。 例2: a three-days sensations/人の噂も七十五日 逐語訳すると「三日間の衝撃」であるけれども、これは(すこし時代がかった)英語の慣用句で、大きな事件もしばらくすればさっぱり忘れられてしまう、という意味。これを説明するのに、「75日」と持ってきた辞書は大胆だなぁと思う。 三日天下、三日麻疹、三日坊主などどれも、「早く過ぎること」のたとえ。三日にあげず会う恋人たちなら、ほとんど毎日会っている(たぶん)。三日見ぬ間の桜は、ちょっと目を離したすきに散ってしまった花。ひとの気が変わりやすいことについても使う。

アーティスト・落合陽一の軌跡 「私にとって, 芸術とは生の軌跡そのものだ. 自然観を更新しながら, 人生の機微を見つめ, その視座を作品に彫刻し続ける旅である」 大阪万博パビリオン「null2」が大注目! 「計算機自然」「質量への憧憬」「未知への追憶」――テクノロジーとのはざまで生じる新しい自然観を追求した軌跡。 アーティストとしての活動を収めた、待望の作品集! 【主な目次と掲載作品】 第1章 波 《借景, 波の物象化》《Re-Materialization of Waves》《Morpho Scenery》《nullの木漏れ日》 第2章 蝶 《コロイドディスプレイ》《計算機と自然》《醸化するモノリス》《物化する地平線》 第3章 華 《電気がみえるブレッドボード》《環世界の遠近法》《計算と質量の間に》《ヌル即是色色即是ヌル》 第4章 鮎 《可塑庵(ぷらあん)》《計算機自然, 川と空の点描 : 鮎》《銀口魚の変換過程》《鰻龍(うなぎドラゴン)》 [寄稿]南條史生 [寄稿]ニコル・クーリッジ・ルマニエール 展覧会歴 全制作作品リスト ほか

手に取った瞬間、女の子のキラキラした瞳に吸い寄せられてしまった絵本。 荒井良二さんの最新作を原宿の喫茶See more glass (@kissa_seemoreglass) さんで手に入れました。 女の子の瞳に映っているうつくしい世界に私達も一緒に連れて行ってくれるような、 最果タヒさんの余韻を残す詩と荒井良二さんのカラフルでありながら優しい絵の調和が素敵です。