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アムの本棚から選んだ、本と人の小さなファイル。

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1Q84 BOOK 1
村上春樹
1Q84 BOOK 1

「こうであったかもしれない」過去が、その暗い鏡に浮かび上がらせるのは、「そうではなかったかもしれない」現在の姿だ。書き下ろし長編小説。

アム小説
1Q84 BOOK 1
村上春樹
1Q84 BOOK 1

「こうであったかもしれない」過去が、その暗い鏡に浮かび上がらせるのは、「そうではなかったかもしれない」現在の姿だ。書き下ろし長編小説。

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波と景
落合陽一
波と景

アーティスト・落合陽一の軌跡 「私にとって, 芸術とは生の軌跡そのものだ. 自然観を更新しながら, 人生の機微を見つめ, その視座を作品に彫刻し続ける旅である」 大阪万博パビリオン「null2」が大注目! 「計算機自然」「質量への憧憬」「未知への追憶」――テクノロジーとのはざまで生じる新しい自然観を追求した軌跡。 アーティストとしての活動を収めた、待望の作品集! 【主な目次と掲載作品】 第1章 波 《借景, 波の物象化》《Re-Materialization of Waves》《Morpho Scenery》《nullの木漏れ日》 第2章 蝶 《コロイドディスプレイ》《計算機と自然》《醸化するモノリス》《物化する地平線》 第3章 華 《電気がみえるブレッドボード》《環世界の遠近法》《計算と質量の間に》《ヌル即是色色即是ヌル》 第4章 鮎 《可塑庵(ぷらあん)》《計算機自然, 川と空の点描 : 鮎》《銀口魚の変換過程》《鰻龍(うなぎドラゴン)》 [寄稿]南條史生 [寄稿]ニコル・クーリッジ・ルマニエール 展覧会歴 全制作作品リスト ほか

アート図録
翻訳目錄
阿部大樹 (著), タダジュン (イラスト)
翻訳目錄

言葉の意味はたえず変わっていく。 書き留められるのは、その一瞬にもっていた意味だけだ。 ―――言葉はいつまで、もぞもぞ動く? 2020年に日本翻訳大賞を受賞した、 精神科医が“私的なノート"に書き溜める、 国や地域、時代をまたぐ味わい深いことばたちを、 ひろく紹介する、ちいさな目録。 “名無しの翻訳"、“時代とともに消えた言葉"、 “意味の移り変わり"など 私たちの、“くちのききかた"からこぼれた60個の欠片を、 版画家・タダジュンの挿絵とともにしずかに眺める。 【目次】 ・ことばでないもの ・ことばをさかのぼる ・ことばのうつりかわり ・ことばがうまれるとき ・ことばがきえていくとき ・ことばをかきとめる ※各章末には、著者の小エッセイを収録。 例1 <: br>高高兴兴来上班,平平安安回家去/にこにこ通勤、すいすい帰宅 北京で見かけた交通安全の標語。余裕を持って安全運転で帰りましょう、の類。お役所スローガンに独特な垢抜けない感じが、たとえ言語が違っていても伝わってくるのが面白い。 ところで形容詞のなかで同じ音韻を重ねるとき、中国語はAABBの形をとり、和語ではABABとなることが普通。「明々白々」なんて日本語はごく例外的で、だからどことなく大陸の香りがする。 例2: a three-days sensations/人の噂も七十五日 逐語訳すると「三日間の衝撃」であるけれども、これは(すこし時代がかった)英語の慣用句で、大きな事件もしばらくすればさっぱり忘れられてしまう、という意味。これを説明するのに、「75日」と持ってきた辞書は大胆だなぁと思う。 三日天下、三日麻疹、三日坊主などどれも、「早く過ぎること」のたとえ。三日にあげず会う恋人たちなら、ほとんど毎日会っている(たぶん)。三日見ぬ間の桜は、ちょっと目を離したすきに散ってしまった花。ひとの気が変わりやすいことについても使う。

shoheimukai翻訳エッセイ